地盤を知る その1 

 住宅に瑕疵担保責任*1)が求められて以来、敷地地盤の調査は必須条件になった。

地盤調査では、地層の配列や広がり地盤の密度や固さ、地下水の水位、圧密による沈下の可能性を探ることを目的とし、安全で最適な基礎を過不足無く設計するためにも、地盤調査の重要性は述べるまでもないでしょう。

しかし、試験の結果報告を説明されても、大体において生返事に終始して報告内容を理解するのは困難を極めます。

そこで、荷重による貫入と回転貫入を併用して、土の静的貫入抵抗を測定することで、土質の軟硬、締まり具合、土層の構成などがおおまかに判定できるスウェーデン式サウンデイング試験について、得られたデータの整理の仕方、わかりやすい図式化、その読みとりについて、今日を含め3回に渡り地盤を勉強してみたいと思います。

 

大工塾(丹呉明泰氏が主宰する塾、広いお視野に立った大工や設計士が集まって学ぶ。)にて地盤調査の実習風景

 

1回目はスウェーデン式サウンデイング試験(以降SS試験と表記)について。
 SS試験は住宅のような小規模な建物によく用いられ、機構上、土の試料を採取するようになっていないので、土層の土質・土性を別の方法で調べなければならないと言う短所はあるけれど、機材が比較的軽便でかつ操作も簡単、手軽(ローコスト)でありながらも、地表面から5m程度までなら地耐力を推測できます。

 瑕疵や欠陥住宅で問題となるのが、雨漏りと共に、いや雨漏り以上にダメージの大きい瑕疵が地盤に起因する不同沈下です、SS試験により、敷地の地盤に軟弱地盤層*2)が存在することが判明した時、その対処と評価について、次回に考えてみましょう。

*1)瑕疵担保責任

建築工事などの請負契約において、建物の完成・引渡し後に工事内容に瑕疵があった場合に、建築主から出される契約解除・瑕疵補修・損害賠償などの請求権に対して請負業者が負うべき担保責任

*2)軟弱地盤 

非常に軟らかい粘土、あるいは緩い砂からなる地盤の総称、大きな沈下や液状化が発生しやすい地盤。

      

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