中秋の名月は満月とは限らない 

  中秋の名月は旧暦の8月15日の月を言いますが、年によっては10月になってやってくることもある。
 それが今年、2020年は10月1日の今日が、中秋の名月の日となる。

 今年の中秋の名月は満月ではないようだ、これは新月から数えて満月の月齢が13.9日〜15.6日と変化するからだという、だから満月でないことも起こりうるのだ。

 「月」とくれば月の桂と呼ばれるほど桂離宮が有名、桂離宮はその造営の目的が消夏と観月を目的としたことからも月との関係性は明らかで、「久方の月の桂の里」として月の桂を讃える歌は多い。

 ”月に狂う日本人の心情は時代によって変化し、古代から中世にかけて歌の感覚が、春から秋の主題へ次第に移行し、「秋の月」さらに「冬の月」まで進んでいった。”…「花鳥風月の科学 中公文庫 松岡正剛」
 鎌倉初期に編纂された新古今和歌集では、月を詠った歌は300首に及ぶらしい。

 真言宗高山寺で栂尾のお茶を広めた明恵上人の月を詠った、最も愉快で最も簡潔で最も詠嘆に富んだ歌を一首

 あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月 

明恵上人(日本美術史入門 別冊太陽)

        

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