Q&A3. 「時ノ寿木組みの家」の「木組み」とは？

ヨシコ
”次の質問です…「木組み」という言葉が再三で出てきますがどんな意味ですかという問いです”

クニオ
”「木組み」ね　　(･ｘ･ ) ｡oO (考え中…)　”
”おっと！その前に、ヨシコさん、報徳の教えを学んでいるんだってね　(；´Д｀)ｽｯ､ｽﾊﾞﾗｽｨ　　”
ヨシコ
”はい、報徳の教えの普及に努めている（公）大日本報徳社は地元掛川市にあるのよ！”
クニオ
”どんな学びがあったの？”
ヨシコ
”そうねー　(･ｘ･ ) ｡oO (考え中…)　　好きな教えは「その徳を一にする」かな”
”「人にはいろいろな徳（美徳、良いさ、長所）がある、欠点さえもその人の徳の一つ、それらを磨き合おう、今まで見えなかった景色が見えてくる」って勝手に解釈してるんだけど、あげつらうんではなくてね”
クニオ
”おおー　良いお話を伺いました「ありがとう」　先ほどの「木組み」って何の答えは、木の「徳を一つにする」ってことですね”
ヨシコ
”はーて　どういうことでしょうか”

クニオ
”「木組み」は読んで字のごとく「木を組む」ことですが、木で組んだ軸組であり構造体です、架構とも呼びます”
”木造の場合、構造体を構成する材料の木材は生物素材ですよね、生物素材は鉄骨やコンクリートと違い厄介な性質を有しています”
ヨシコ
”どんな性質？”
クニオ
”「強度のバラツキ」、「木の面によって変わる乾燥収縮」、「強度や収縮の異方性」といった性質です”
ヨシコ
”なんか、木って一筋縄ではいかないようね”
クニオ
”そうなんですが、先ほどのお話を伺って、この厄介な性質も「木の徳」なんだな、厄介いだなんて言ってはいけませんね”
ヨシコ
”オー　私の学びが早速日の目をみましたね！　(；´Д｀)ｽｯ､ｽﾊﾞﾗｽｨ　　Good Job”

クニオ
”サンキュー！　この性質（徳）は本来は木構造上不利に働くんですね、でも、「木組みは」その厄介な性質（ゴメンね徳です）を「制御」し「活かす」ことに、その眼目があったんですね”

ヨシコ
”単に組めばいいってもんじゃない”
クニオ
”もちろんそうです、先達の知恵と工夫で長い年月をかけて洗練されてきました”
”先ほどの話を伺って思いました、先達たちは「木の徳」を磨き上げてきたんだな　(oﾟｪﾟ))ｩﾝｩﾝ　と！
　そしてその伝統的な木組みの一つに「渡り腮構法」があります”
ヨシコ
”名は体を表すとも言うけど、美しい「木組み」は構造体の健全性、力強さを備え、確かな加工技術がそれを可能にしたのね”
クニオ
”そのとうりです”