「気候風土型」という住まい その三:温故展新
クニオ
”前2回(1回目、2回目)気候風土型住宅という聞きなれない住まいが、改正省エネ法の施行が深く関係してきたことを説明しました”(一回目・二回目)
ヨシコ
”気候変動を背景に住宅の高断熱高気密化が進むけど、住まい方や気候風土性を組み込んだ伝統的な日本の住まいも、気候変動に対処する考える上で、案外捨てたもんじゃないということね!”
クニオ
”そうです、ところで、日本人の温熱環境とエネルギーの使い方なんだけど、4タイプ(*1)あると思うんだ”
1)我慢派…結露、ヒートショックさえなければ我慢の生活でいい(非健康)
2)少々我慢派…パッシブ的な生活を楽しむ。
立体通風・多面採光・日射遮蔽・日射取得・断熱・蓄熱・蓄冷・輻射熱のコントロール
3)快適追求派…冷暖房でエネルギー消費が増えようが快適であれば良い
4)コスト快適追求派…高性能にして小さな燃費で快適
ヨシコ
”我慢派や快適追求派は、健康面や気候変動を考慮すると問題外ね”
クニオ
”ええそうですね、今は絶対的快適追求派が主流なんだけど………いやいや、(少々我慢派ってのもあるよねってことですね!”
ヨシコ
”ということは、少々我慢派の住まいって、地域の気候及び風土に応じた住宅に特徴づけられる要素の例として示した五つの要素を具備した住宅のことね”
クニオ
”そうです、もちろん伝統的な室礼のある暮らし方と言っても、エネルギーの垂れ流しは許されないし、健康面での配慮は必要だけどね”
ヨシコ
”そんな住まいを気候風土型住宅と言っているのね!”
クニオ
”はい”
ヨシコ
”伝統的な住まいをよく調べ、学び、そうして得られた知見を活かして新たな知識を得ながら現代的な知恵を付加していく、まさに「温故知新ならぬ温故展新」ね”
クニオ
”上手にいまとまりました”
(*1)南雄三(宅技術評論家 ) 住まいの温熱環境とエネルギー消費の4つの態度
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