ウイズコロナで足元を見直す・畳への思慕  

 かつて「女房と畳は新しいほうが良いい」という格言があったように、暮らしと畳は切っても切れない関係にありました。
 この「女房と畳は新しいほうが良い」は巷でいうところの、”女房と畳は新しいほうが、新鮮な気分がしてよいとか、何でも新しいほうが気持ちがよい”ということではあません、このことについたは次回のコラムで述べますがウイズコロナにも関係します。

 さて、畳は奈良時代に入り、寝殿造りの建築様式が確立されるとともに、夜具として出現しました、一方、貴人の座る場所でもあったんですね、ものを積む、重ねるの意味で畳まり(たたまり)という名詞から畳みと称しました。
 さらに、室町時代に入り、武士の住居である書院造りにおいて、室内に畳の敷詰めが完成しました。

 このように、畳は貴族や武士などの支配階級のものだったというのも事実で、例えば畳の縁(へり)は地位の象徴であったし、畳を積み重ねて権力を誇示することにも使いました。
 庶民の暮らしに登場するのは江戸時代からで、くまなく畳が浸透したのは明治中頃になってから、それまで特に農家は板敷きや土座にむしろが中心だったんですね。

 畳の表面に張る藺草(いぐさ)は吸放湿性が優れ、肌触りもよく、何より傷んだらその畳だけ修繕すればいいのでSDG’s的だと思います、SDG’s的思考はウイズコロナンの潮流となるでしう。

 最近、畳を使用するシーンは減ったけれど、リモートワークで在宅時間が増える今後、その良さが見直される予感がします、その理由は次のコラムで。

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