輻射熱って侮れないな

ヨシコ
”世は清明、自宅から眺めは、まさに春たけなわね!”
クニオ
”今日は本当に長閑な日和だね〜”
ヨシコ
”今日のお話、ヒバリのさえづりのように聞けたらいいんだけど”
クニオ
”ムム!無理言っちゃいけません、(*´Д`)=3ハァ・・・
今日は気温と体感のお話です、人体と包む環境との熱のやり取りです”
ヨシコ
”知ってるわよ、熱のやり取りは「放射(輻射:以降輻射と表現)」「対流」「伝導」と云う現象が介在するんでしょう、高校の物理ね”
クニオ
”そうです、熱のやり取りは、人体を取り巻く壁や天井との間の「輻射」、皮膚を取り巻く空気とのやり取りに介在する「対流」、直接に床や壁に接触することによって伝わる「伝導」、それから冷却システムである発汗による「蒸散」によって行われています”
ヨシコ
”図1ですね、輻射によるやり取りが大きいね”

図1 
室の温度条件が比較的快適で軽作業の時の人体から発散する熱の割合 
出典 健康な住まいづくりハンドブック 建築資料研究社 p145

クニオ
”そうなんです、室内の場合、皮膚からの発汗や対流による熱のやり取りよりは、輻射による熱のやり取りの方が大きいことが知られています”
ヨシコ
”ほー! でも。いまいち輻射ってどんな現象かわからないんだな”
クニオ
”輻射って、太陽が発する熱と同じで電磁波の形で熱エネルギーを伝えます、空気などが中継する必要がなく、人体を含めてあらゆる物体が発しています”
ヨシコ
”ひょっとすると遠赤外線のこと?”
クニオ
”ピンポーン!”
”で、輻射による熱のやり取りは、室内の壁や天井の輻射温度(壁と天井の平均表面温度)が大いに影響します”
ヨシコ
”ということは、例えば冬の場合、輻射温度が低いと輻射によって私の体温が奪われて体感温度が下がり、結果室温を上げないいけなくなるってこと?”
クニオ
”ご明察!”
”夏の場合その逆になります!”
ヨシコ
”外壁や天井は外気温の影響をモロに受けるから、断熱が大切なわけだ!”
クニオ
”はい!”

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