僕らの提案する住まい「時の寿木組みの家」は森林再生が出発点 」
僕と仲間たち(掛川の風景を創る会)は、時ノ寿木組みの家と云う住まいを提案しています。
時ノ寿木組みの家は、僕たちが理想とする住まいのあるべき姿です、住まいが持つべき理念を具現化した型(かたち)と考えていただければ幸いです。
さて、僕たちが理想としている住まいが備えるべき理念は以下の通リです。
1)普遍的なデザインでつくる。
2)環境負荷の低い材料と構法でつくる。
3)長寿命な住まいを目指す。
4)フェアに協働し同じ目標を目指す。
5)愛着ある風景をつくる。
以上の五つです。(上記5項目の一部を修正しました。)
これらの五つの理念を具現化した型(かたち)が時ノ寿木組みの家です。
ところで「時ノ寿木組みの家」と云う名の由来について少々述べたいと思います。
「時ノ寿」は、掛川市北部の倉真川源流部一帯の字(あざ)名です、この地は1977年(昭和52年)に廃村になり荒れたままに放置されていました。
かれこれ15年ほど前に、かつての住民の一人が山の荒廃を嘆き、子供たちに立派な森を残そうと森林の再生を始めました。
その再生事業に僕たちも関りを持ち、時の寿の森の木を使った山から始まる家づくりという名の産直型の家づくりをスタートさせましたが、その際に「時ノ寿」という言葉にシンパシーを感じ「時の寿・standard・木組みの家」と命名したことがことの始まりです。
名は体を表す「森の神が寿(ほととぐ)」住まいですね。
森の再生事業は、いち任意団体から「NPO法人時ノ寿の森クラブ」という名の法人ととなり、森林再生にとどまらず森の防波堤造り、森のほいくえんやB&Bゲストハウス森の駅(宿泊施設)などの事業を展開しています。
これから順次、五つの理念の具体的な意味や、時ノ寿木組みの家の構法や作り方の仕組みについて説明しますので、是非読んでください。
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