浴室の気流止め  

バタバタ〜 ”お風呂寒〜い! ”

 と、叫びながら浴室から飛び出してくる光景は、ここ2〜3年の冬の我が家の風物詩となってしまった。

 そんな訳で、家族の総意のより浴室をリニューアルすることになった

 浴室リニューアルは寒さ対策が主目的なので、浴室(システムバス)は寒冷地仕様(魔法瓶浴槽)と暖房換気扇は欠かせない、一方、浴室廻りの間仕切り壁も断熱材を充填し二重の寒さ対策を施した。

 改正省エネ法では住宅外皮の断熱性能が指標の一つになるが、一方、施工の段階では断熱材の性能を低下させない施工方法、気密層と間仕切り壁の気流止め(*1)の施工が重点となる。

                              

浴室であるシステムバスは、住宅の外壁や間仕切り壁の間に収められるので、どうしても断熱材を充填した壁との間に隙間が生じ、床下の冷気が浴室廻りを包みこんでしまう。 今回の場合で云えば、壁に断熱材を充填した意味が無くなってしまう上、冷気が浴室の夏を奪い、快適性と省エネ性が低下する、だから同じく気流止めが必須だ。

このことは、壁に断熱材を施工しない場合も全く同じ、気流止めがないために浴室廻りを冷気が覆って、浴室の熱を奪い、快適な浴室ライフを台無しにする一つの原因となってしまう。

 床下の冷気を遮断する気流止めは、今後、快適な浴室ライフの必須のアイテムとなるでしょう。

*1) 基礎断熱、屋根断熱として、床下及び小屋裏空間が熱的境界を構成している場合は、気流止めは必要ない。

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