暑気払い

大暑も立秋も過ぎ、お盆になった途端の猛暑、酷暑の日々、まさに汗が滴り落ちます。

こんな時期は川床をつくって「暑気払い」して、弱った気を元に戻して「元気」になろうというところですが、今年はコロナ禍でそれもままなりません。
 
 「火の酒を持て火の国の暑気払い」 杉良介  という句があります。


 飲めば、口から火を吐くほどに気=エネルギーがほとばしる様が瞼に浮かび、僕の好きな句です。


 
 「暑気払ひ皆呑む家族楽しき時」 かの高浜虚子の句です。

 チャブ台を囲み、冷や麦やスイカに舌鼓を打ち、ビールに顔を少々赤らめ、家族の笑顔、喧騒を忘れるひと時。

 今年は、お盆を機会に親族が集まることもままならない。

 ちと残念。

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