省エネの流れを分かり易く…省エネ基準で省エネはどの程度達成できるか?
ヨシコ
”彼岸のお中日も目の前、「暑さ寒さも彼岸まで」というけど実感するわ”
クニオ
”暖かくなりましたね、でも僕は花粉で憂鬱な季節です”
”さて、今日は、4月から施行される「改正建築物省エネ法」ではどの程度の省エネが達成されるかについて考えましょう”
ヨシコ
”はい、そこには関心があるわね”
クニオ
”以前。省エネの流れを分かり易く…「その壱」と「その弐」で、二本立てで省エネへの対処を行うと説明しました”
ヨシコ
”外皮基準と一次エネルギー消費基準ね”
クニオ
”はい、では二本立てのうちの一次エネルギー消費基準について詳しく見ていきましょう”
”図1を見てください、一次エネルギー消費基準では「冷暖房、喚起、照明、給湯、家電と太陽光、コージェネ*1)」の一次エネルギー消費量と設計時の一次エネルギー消費量を比較して評価します”
ヨシコ
”太陽光、コージェネの創エネ分は、消費量から差し引くんですね”
クニオ
”そうですね、設計値が基準値を下回れば適合です、そこで図2の基準一次E(エネルギー)算定基準条件を見てください”
ヨシコ
”あら! 断熱基準は2013年(平成25年)、設備機器類は2012年(平成24年)時点が基準ですか?”
クニオ
”そうなんです”
ヨシコ
”設備機器ってエアコンとか給湯器とかキッチンのレンジのことでしょ?”
クニオ
”そう、2012年当時使われていたエアコンや給湯器が基準となっています”
ヨシコ
”ふーん、省エネってかなり進化しているはずだけど、10年前の低いレベルの機器のエネルギー消費が基準となっているんだ”
クニオ
”ですから、改正建築物法の省エネ基準をクリアしたとしても、ギリギリだとほんの少しだけ省エネが達成されたという感じでしょうか”
ヨシコ
”なーんだ、意外だわ”
クニオ
”( ̄_ ̄|||)💦”
*1)コージェネレーションシステム(コージェネ)
発電と同時に発生した排熱を利用して、給湯・暖房などを行うエネルギー供給システム。
“木の家”を一緒に建てませんか?
『時ノ寿 木組みの家』は、多くの職人と共にあなたのご希望に叶う“木の家”を建てる活動をしております。
ぜひ、一度、あなたのご希望をお聞かせ下さい。
お電話・メール・お問い合わせフォームでお待ちしております。
清水建築工房 一級建築士事務所
代表
清水 國雄
〒436-0084 静岡県掛川市逆川473-1
Tel/fax 0537-27-0576
メール : info@shimizu-arc.jp