省エネの流れを分かり易く…結露発生のメカニズム
クニオ
”ヤー、ヨシコさん久しぶり、元気そうでよかった!”
ヨシコ
”本当にお久しぶり!一カ月ぶりかしら、世はすでに水温む春の候ですね。”
クニオ
”本当に、そろそろ、冬眠中の虫も土の中で目を覚ますかな……処で今日の話題は結露でしたね”
ヨシコ
”そうそう!結露が発生するメカニズムって話”
クニオ
”それじゃー始めましょう、まずは湿気からね、夏になると「今日は湿気が高いな!」って口に上るよね、で、 その湿気て何でしょうか?”
ヨシコ
”そうね、日本の夏は蒸し暑いから私もよく口にするわね…湿気か!…なんでしょう?”
クニオ
”湿気って気体になった水、つまり水蒸気のことなんだな、地球上の空気には常に水蒸気が含まていて、気温の変化や雨量によって空気中の水蒸気量は変化する、だから水蒸気量が多いとムシムシするし、少ないと乾燥するってことになる”
ヨシコ
”なるほど、ジャー聞くけど、湿度との違いは?”
クニオ
”湿度は空気中にどれだけ水蒸気があるかを示す物差しで、絶対湿度と相対湿度があるけど、今日はそこには触れません”
ヨシコ
”実生活では湿度と云えば相対湿度のことですね”
”私も勉強したけど、空気気中に含まれる水蒸気量は空気の温度によって違いがあるのよ、温度が高いほうが水蒸気量を多く含められるし、そしてある温度で含められる最大の水蒸気量を飽和水蒸気量といい、この時この空気は飽和状態と言います、さらに空気が冷えると水蒸気は結露水となって現れる。……こんな理解でどうでしょう?”
クニオ
”さすがヨシコさん、でも言葉ではわかりにくいから、ちょっとこの湿り空気線図(図1)を見てみよう!”
”湿り空気線図のA点は温度25℃、相対湿度70%の空気を表しています、この空気を冷やしていき、相対湿度100%の放物線と交わったB点がこの空気の飽和状態で、この時の空気の温度は19℃で露店温度と云います、ここからさらに冷やすと含み切れなくなった水蒸気が結露水として現れます。”
ヨシコ
”へ―湿り空気線図か、何か面白そうね”
クニオ
”そうでしょう、この図はある条件の空気が結露する状態を知ることができるから、図を読めると結構重宝するよ!”
”さらに理解を深めるために図2を見てください”
”湿り空気線図に対応して、左からA点のグラス、B点のグラス、結露状態のグラスがあります。
”A点のグラスの空気にはは70%の水蒸気が入っています、空気を冷やすとグラスは小さくなり、さらに冷やすとす水蒸気はグラスにいっぱいになります、B点のグラスです”
ヨシコ
”この状態を飽和状態と言うのね!”
クニオ
”そうです、さらに冷やすとグラスは小さくなり水蒸気はグラスから溢れます、結露です。
ヨシコ
”そうか、結露は水蒸気を含んだ空気が冷やされることで発生するんだね”
クニオ
”そうですね”
ヨシコ
”よーくわかりました!”
クニオ
”ジャー次回は断熱性能を上げると結露が発生しやすくなるお話しますね”
ヨシコ
”ラジャー”
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