国本の家

60代後半のご夫婦の終の住まい。

敷地は南北方向に縦長、住まいも南から北へと部屋が重なり、通風を得にくく、採光や温熱環境がまだらになることが予想されるので、中間に庭を挿入して、採光や通風をいざなう計画を提案しました。

南から、庭→テラス→居間→食堂→中庭→浴室などの水回りと配置して水平方向の中心軸を構成しました。

中庭は光や導き、風をいざなう室礼であると共に、中庭を中心に回遊できる導線ができることで、暮らしに利便性と豊かさを与えてくれるはず。

居間と食堂には、吹き抜けを計画。
吹き抜けには2階の子供部屋（お孫さん）を配置。
縦方向の中心軸（上下のコミュニケーションや暮らしの気配が感じられる、通風を誘う、温熱平均化など）として機能してほしいと願いを込めました。

外壁は、南面が西から東へ雁行しています。これは立面的なデザイン操作と、この建設地が夏は西日がとても強いく、冬は強風の西風が吹くことを考慮して、風除けと日だまりをもたらす計画でもあります。　

●建設地　袋井市

●構造･規模　木造２階建て　104.76m2

●施工
○大工：(株)天峰建設
○左官：
○板金：（株）中山板金工業所
○住設：TOKAI
○製材：
○構造材：
○電気設備:：田嶋電気工業所
○給排水衛生：
○防蟻処理:（ヒバ油＋木酢液）オリジンコーポレーション

●主な仕上げ
○外部
外壁：ガルバリュウム鋼板小波
屋根：ガルバリュウム鋼板縦ハゼ葺き

○内部
床：桧板張り　和室畳
壁：漆喰（ボード下地）、シナ合板目透かし張り、珪藻土クロス
天井：杉板本実小屋組表し、シナ合板目透かし張り、珪藻土クロス

●温熱性能
熱損失係数（Q値）
夏期日射取得係数　

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●木工事費　　約　　円
●左官工事費　　約　　円
木材コーディネーターによりコーディネートされた構造材費　約　　円

●総工事費　　約　　　円（地盤改良費､外構費は含まず）　

●設計監理料　　　　　円