西方の家

西方の家

70代の終の住処、伝統的な木組み、自然素材で仕上げ、土壁による穏やかな温熱環境の平屋の住まい。
 この穏やかな温熱環境がクライアントの希望でした、だから、夏の温熱環境の確保は課題となりました。
 高齢者に限らないが、一般的に、輻射による温熱環境の整備が身体には最も負担の少ないない手法と考えられるので、土壁を採用し、通風の確保を計画上の優先課題としました。

 まず、住まいの中心に位置する居間は、勾配天井として上部には通風を促す装置の高窓設置し、夏にはこの地域で卓越風する、南西から北東に抜ける風で体を冷やし、ついでに開放感のある居間を狙いました。
 
 洗面脱衣はドレッシングルームのような佇まいを狙い、室内が穏やかで均一な明かりで満たされるように、天井は明かり光天井を採用、昼は自然採光が、夜は照明器具の光が室内をあかるく満たす気持ちの良いドレッシングルームなりました。
 
 恒例の、あなたが主役の家づくり、今回は、竹小舞掻き、荒壁塗りに、お孫さんと共に挑戦し、格別な汗を流しました。きっと記憶に残る家づくりになったのではないでしょうか。

●建設地 菊川市

●構造・規模 平屋建て  71,68m2

●施工
○大工:松本建設  
○左官:(株)松本工業
○板金:
○住設:TOKAI
○製材:
○構造材:
○電気設備 (株)田嶋電気工業所
○給排水衛生 (株)浅岡設備
○防蟻処理(ヒバ油+木酢液)オリジンコーポレーション

●主な仕上げ
○外部
外壁  1階部分:リシン掻き落とし        
屋根:瓦葺き

○内部
床:桧板厚15、一部琉球畳敷き  
壁:本漆喰(土壁下地)
天井:杉板厚12、一部小屋組+化粧野地板表し

●温熱性能
熱損失係数(Q値)
夏期日射取得係数 

………………………………………………………………

●木工事費  約6 ,000,000円

●左官工事費  約1,650,000万円

上記の内、木材コーディネーターによりコーディネートされた 構造材費  万円 

●総工事費  約17,000,000~20,000,000円(地盤改良費は含まず) 

●設計監理料 1,800,000~2,000,000円

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