掛川の木を使い掛川の風景を創る職人の会

素足で歩く
 
 日本人は、家の中で、素足で歩くという、世界でも数少ない民族だ 、この素足で歩くという、本能といってもいい習性、あるいは文化といってもいいかもしれないが、これは、ポリネシア:南方系の影響と、日本の地理的要因にあるといわれている。
 東アジア特有の高温多湿、温度と湿度の相関関係が大いに影響しているのは疑いの余地がないのではないか。

 高温多湿の日本にあっては、非常に汗をかきやすい、だから、せめて足の裏の部分はできるだけ吸湿性のある材料に触れていたいという欲求があったからだろう。
  梅雨時、表面をコーテイングしたフローリングと杉の無垢材、畳では、素足を通じて感じるここ心地よさに雲泥の違いがあることはすでに経験済みだ。

 今後、温暖化が進むと、この温度と湿度の相関関係のさらに加速しかねない、さらなる高温多湿化という危惧だ。
 その結果、床の上を、素足で歩きたいという本能的欲求は否応なしに高まり、吸湿性の高い、木、籐、コルク、木綿、畳の需要が高まるかもしれない。