設計例 コートハウス

正面中庭くつろぎくつろぎ俯瞰くつろぎの間和室の古材くつろぎの間中庭2夜景

掛川のコートハウス

私たちの住まいへの関わりは不思議です、住まいでの暮らしや、接する景色は心象風景として心に宿り、一種のノスタルジーとして深く心に刻み込まれ、安心と安らぎを与えてくれます。

 一般的に、コートは外部からの視線を制御しながら閉じつつも開く、外部と内部空間の相互貫入を導く手法として有効です。
 ここ。掛川のコートハウスでは、コートは視線の制御や空間の相互貫入の機能と共に、増築と既存を結びつける装置の役割を演じます。
 心理的、視覚的なプライバシーを生むようにコートを配置、計画することでコートは半私的となり、光、風、緑を内包しながら外部にも気配が伝わることを期待した。
  夏にはもう一つの居間となり、冬にはコートに面した部屋を視覚的に結びつける。

 パッシブデザインは計画上の重要な柱となった、合併浄化槽風の設置場所を利用した風の道、庇のある広縁をイメージした回廊は日差しのコントロールを。
 吹き抜けは、空間に開放感を与えると同時に夏の日中は上昇気流を起こし通風と換気を促し、夏の夜は外の冷気が居住域まで落ちてくるヒートチムニーとしての効果があることはよく知られています。

 大きな部屋の斜め天井は、明るさを確保すると同時に、夏至の南中時(太陽高度:78゜50´)はダイレクトゲイン(太陽光)をカットし、冬至の南中時(太陽高度:31゜50´)に十分なダイレクトゲインを得られるように庇の出を決定した。

身土不二

 人は生きるその土地土地の産物で生きるのがよい、近くの山で算出した木、竹、土、身元のしれた材料に安心し何より愛着を感じる、「掛川のコートハウス」は大井川の柱、梁、掛川の竹(木舞竹)、三州の土(土壁)で骨組みがつくられています

●建設地 掛川市逆川地内
●構造・規模 平屋建て増築  88.17m2
●施工 ○大工:(有)鈴木創建  
    ○左官:(株)松本工業
    ○板金:(株)中山板金工業所
    ○住設:TOKAI
    ○製材:山田製材(株)
    ○構造材:時ノ寿の森・(株)スンエン
    ○電気設備 (株)田嶋電気工業所
    ○給排水衛生 (株)松井健設
    ○防蟻処理(ヒバ油+木酢液)オリジンコーポレーション
●主な仕上げ
 ○外部 外壁:薩摩霧島壁、ベンガラ入り漆喰仕上げ、杉羽目板張り(土壁下地)        
       屋根:ガルバリュウム鋼板瓦棒葺き+太陽光パネル
 ○内部 床:杉板厚40、一部琉球畳敷き  
       壁:薩摩中霧島壁押さえ
       天井:杉板厚15 本実小屋組表し
●温熱性能
     熱損失係数(Q値)2.50W/m2K  夏期日射取得係数 0.06
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●木工事費  約 万円
 上記の内、木材コーディネーターによりコーディネートされた
 構造材費  万円 
●総工事費  約万円(地盤改良費、外構費は含まず) 
●設計監理料 1,600,000円 

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