ゴミを出さない家づくり of 時ノ寿 木組みの家

3つの仕組み+1

+1 ゴミを出さない家づくり

「時ノ寿木組みの家」は、建設から解体までに、ゴミを出さない家づくりを大きなテーマとして掲げています、これは”どんな構造でつくるか”にも絡んできますが、ここでは”どんな材料でつくるか”について触れていきます。

図1は、産業廃棄物の業種別と建設業界の中での種類別排出量の割合を示したグラフです、建設業界は約19%で第三位の排出量を示しています、図2は種類別の排出量を示しています。 

1木材輸送過程CO2は排出量.jpg

2産業別産廃.jpg図1

3種類別産廃.jpg図2

”どんな材料でつくるか”と言うことは、建物の寿命、耐久性、丈夫さに直結し、さらには資源循環や山・地域の活性化と言った大きな課題をも含んでいます、資源循環は地球環境にも直結する大切なテーマです、「時ノ寿木組みの家」では、“木・土・竹”といった自然素材で循環型の材料を使うことを提案しています。

日本の民家をかたちづくるモノ、木と共に土を忘れるわけにはいかない。
「朽ち果てた下見板から見える、ひび割れた土壁や黒光りする三和土に生活の息吹を感じた」経験は誰にもあるはずです。

土壁と暮らしの接点を詠んだ芭蕉の2句
夏 「ひやひやと壁をふまえて昼寝かな 芭蕉」
冬 「 埋火や壁には客の影法師 芭蕉」

「ひやひやと壁をふまえて昼寝かな」からは、夏でも冷気を蓄えた土壁の気持ちよさが、足を通して感じられ、「 埋火や壁には客の影法師」では冬、 囲炉裏を囲み暖をとる主人と客、炭火の明かりが土壁に映し出す影に、土壁のほのかな暖かさ感じさせる。

三和土は農家だけでなく町屋にも多くみられ、近隣と結びついた生活の場として、暮らしに濃密な空間を創り出した…。

土はずっと我々の暮らしと寄り添ってきた、それからいろいろと学んだ、火に強いこと、湿気を調整してくれること、熱を蓄えてて、適度に放出してくれる(夏は蓄冷、冬は蓄熱)こと、複雑な形態に追随できること、文字通り土に還ることなどなど。

「時ノ寿木組みの家」は、“木”と“土”という素材を生かし、ゴミを出さない家づくりを目指しています。
文字通り土に還る土…暖かいような・冷たいような、硬いような・柔らかいような、そんな両義性をもつからおもしろい。

4丸太.jpg

5荒壁土.jpg

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